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厚生年金の年収5割保証が早くも崩れる?

2006年7月12日 水曜日

厚生労働省の試算では、合計特殊出生率が過去最低であった2005年の値1.25が2050年頃までそのまま推移するという前提でいくと、将来受け取れる厚生年金の額は「現役世代の平均手取り年収50%」を割り込み、2023年度以降は約48%まで引き下げなければならないことが分かりました。

一昨年の年金改正で、与党は「100年安心の年金改革」と自信たっぷりに表現していましたが、早くも2年で土台がゆらいできました。

改正時の論議では、出生率は2007年で1.31で下げ止まり、2050年までに1.39に回復するという前提で、給付水準は現行の59.3%よりは低下するが、2023年度以降も50.2%は維持するというものでした。↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/nenkin/zaisei/zaisei/04/04-12f.html

ただし、この試算では経済環境が好転し、年金積立金の実質運用利回りが当初見通しの1.1%から1.6%になれば、現在の出生率でも50%は維持できるとも試算しています。

私はこれまでにも訴えていますように、単なる給付減・負担増だけの帳尻あわせではなく、抜本的な年金改革が必要だと考えますが、皆さまはどう思われますでしょうか?

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