日記帳
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2010年11月4日 木曜日
11/7(日)までとなった平城遷都1300年祭のメイン会場である平城宮跡会場へ行ってきました。
第一次大極殿↓
復元された第一次大極殿の中には天皇が座られる高御座(たかみくら)を中心にして、東に青龍、南に朱雀、西に白虎、北に玄武の四神が描かれています(奈良県在住の日本画家 上村淳之さんによるものです)。
高御座↓
青龍(東)、朱雀(南)↓
白虎(西)、玄武(北)↓
また、第一次大極殿の高欄(欄干)には、雨水などからの保護のため、五行色に対応する五色の玉を配した宝珠付き金具が打たれていました。
五色の宝珠↓
第一次大極殿の後は、発掘調査で見つかった遺構面をそのまま見学できる遺構展示館や、平城宮の東張り出し部の南東隅にある東院庭園を回り、この日に第一次朝堂院で行われていた騎射(うまゆみ/疾駆する馬上から的へ矢を射る国家儀礼で毎年5月5日に行われていたもの)を拝見しました。
遺構展示館、東院庭園↓
騎射↓
そして、交流広場での昼食後、奈良文化財研究所によるこれまでの発掘調査や研究の成果をもとに、平城宮跡を分かりやすく解説している平城宮跡資料館に行きました。
昼食後の「せんとくんカフェラテ」↓
平城宮跡資料館では、”天平びとの声を聞く”として、訪れた日は第3期展示ということで長屋王家跡などから出土された、多くの木簡や荷札が展示されていました。
平城宮跡資料館↓
また、木簡に書かれている文字の解読には、数年前から赤外線を用いることで、過去には判読できなかった文字が判読できるようになっていることを、今回の見学で初めて知ることができ、とても興味深い展示内容でした。
平城宮跡会場の会期も今日を入れて残り4日という状況ですが、興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか?