活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

総務産業常任委員会の視察に行ってきました。

2005年5月19日 木曜日

総務産業常任委員会の行政視察で神奈川県海老名市と東京都文京区へ行ってきました。

■5/16(月) 神奈川県海老名市 ~「防災・防犯情報メールサービス」

海老名市では7月から、「えびな安全・安心メールサービス事業」を本格稼動させる予定で、現在準備をすすめられています。

「えびな安全・安心メールサービス事業」は、平成17年度を『防災、防犯、交通安全の年』と位置付けて取り組む「えびな安全・安心2005」の中にある防災関係9事業の1つで、

・火災情報、行方不明者情報、地震情報などの防災行政広報無線情報サービス(一般対象)
・不審者情報(一般対象)
・不審者情報についての学校から保護者への緊急連絡(保護者対象)
・火災一時情報(消防職員、消防団員対象)
・災害時応急対策動員連絡(市職員対象)

を希望登録者に配信するものです。

海老名市ではこれらの情報に地図情報も同時に配信できるよう整備され、平成17年度は、導入に必要な環境設定経費を含めて426万円の予算化をしています。

メールサービスは情報伝達としては、あくまでも補完的な位置づけとされるものですが、迅速に情報が入手できるため、長岡京市においても災害情報を市民に伝えるためのツールの1つとして実現へ向けた検討を要望してまいります。

■5/17(火) 東京都文京区~「NPM(※)予算編成手法」

文京区では、平成16年度から民間経営手法の長所を取り入れた「NPM予算編成システム」が導入されました。「NPM予算編成システム」の目的は、各部が、自己決定・自己責任において、成果主義を徹底し、真に必要な区民ニーズを早期に実現していくことで、長期的な視点に立った各部の自律的な経営を目指すものです。

そして、各部が主体的に予算編成を行うに当たり、各部配分枠、政策枠、人件費インセンティブ、複数年度インセンティブの4つの財源が配分され、また、各部が長期的な視点に立ち、自らの財源や負債を把握し、経営手腕を発揮して柔軟な予算編成が行えるよう、年度間の財源調整の仕組みとして、財政調整基金を銀行に見立てた貸し借り制度も構築されました。

担当の方が、「課題があるからと言って先送りすることは許されない、課題があればその時に改善すればいい」と言っておられましたが、まさにその通りで先送りすることは何の問題解決にもならず、かえって課題を大きくしてしまっていることに気づかなければなりません。

長岡京市においても、管理職員の方々が経営手腕をより発揮できるような仕組みの構築、改善へ向けた取り組みが今後とも必要だと考えます。

これら今回の視察で学んだことを、長岡京市政に活かせるよう、がんばってまいります。

※NPM(New Public Management)-民間企業で活用されている経営理念や手法を、可能な限り公的な部門へと適用することにより、公共部門のマネジメント革新を図ろうとする新しい公共経営のこと

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