活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2009年11月11日 水曜日
11/5(木)にPCM(パナソニックグループ労働組合連合会組織内議員団)京滋奈・中部ブロックのブロック研修として、神奈川県横浜市へ研修に行ってきました。
■「119番通報におけるコール・トリアージ」について
今回の研修は、救命率の向上と救急業務の公平性・公正性の確保を目的とし、平成20年10月に施行された「横浜市救急条例」にともない、119番通報の内容から緊急度・重症度の識別と、傷病者の状態に応じて、平成20年10月から救急車や消防車を弾力的に運用されている「横浜型新救急システム」を学ばせていただきました。
横浜市救急条例は、(1)新しい救急システム:119番通報時の緊急度・重症度の識別と弾力的な救急隊の運用、救急相談サービス(救急車が必要なのかどうか分からない人への電話による相談サービス/民間事業者への委託)の導入、(2)横浜市・事業者・市民の相互協力による救命率の向上、(3)不正な救急車利用への対応の内容、からなっています。
そして、救急隊の構成は、消防法施行例第44条で「救急自動車1台および救急隊員3人以上をもって構成」と定められているところを、119番通報におけるコール・トリアージを整備することで、「緊急度、重症度が低い」と識別された場合は、構造改革特別区域内(横浜市)において、一定要件のもと、弾力的な救急隊の運用として、救急自動車1台および救急隊員2人による構成を可能とする「よこはま救急改革特区」が認められました。
横浜市で運用されているコール・トリアージは、119番通報をカテゴリーとしてA+からCまで5段階に識別し、その識別結果に応じて、必要な出場部隊の編成を3段階(ディスパッチレベル)に分類しています。コール・トリアージで緊急度、重症度を識別するプログラムは、救命指導医として協力している病院などがメンバーとなっている横浜市メディカルコントロール協議会で、随時プログラム更新を実施されていました。
このコール・トリアージの導入により、ディスパッチレベル1(緊急度高)の最先着部隊の平均到着時間は、平均値から比べると49秒早く、5分10秒となったなどの成果が得られています。
今回の研修で学んだことを、今後の私の活動に活かしてまいります。長岡京市政に関して、ご意見・ご質問などありましたら「進藤ひろゆき」までいただきますよう、よろしくお願いいたします。