活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

総務産業常任委員会の視察に行ってきました。

2014年6月25日 水曜日

少し前になりますが、5/21(水)と22(木)の日程で総務産業常任委員会の行政視察として、東京都足立区と神奈川県横須賀市へ行ってきました。

■5/21(水) 東京都足立区

~公共サービスの更なる改革について

足立区では、「民間にできることは民間でやる」から「民間にできないことを民間にできるようにする」ために“日本公共サービス研究会”を立ち上げられ、専門定型業務と言われる戸籍、住民記録業務の民間委託化を、今年の1月から開始されました。

さらに、今年度からは順次専門定型業務を民間に委託していく計画を推進されています。
また、長岡京市も今年の3月から「日本公共サービス研究会」に参画しましたので、行政視察をさせていただきました。

始めに、“日本公共サービス研究会”のこれまでの取り組みについて政策経営課長からお聴きし、次に今年の1月から戸籍と住民記録の窓口業務の民間委託化をスタートされた区民部戸籍住民課長から、これまでの推進状況と民間委託化に関する経費や効果などについて話を聴かせていただきました。

民間委託化を行うことで平成26年度の戸籍住民課の職員数は、前年度より常勤・非常勤を合わせて32人減員し、70人の職員定数となっていました。その後、平成26年度に介護認定業務から民間委託化を開始する福祉部介護保険課長、平成27年度から業務の
一部の民間委託化を開始する区民部国民健康保険課長と会計管理室長から、それぞれの課における推進状況について話を聴かせていただきました。

足立区は、人口67万人で、業務量が多く民間委託化の受け皿となる民間企業が出てきていますが、長岡京市のような10万人未満の小規模自治体においては、業務量が少なく単独で業務を受注しても効果があまりあがらないため、受け皿となる民間企業が手をあげにくいという課題があります。

足立区が事務局となってすすめている「日本公共サービス研究会」では、小規模自治体における委託化の検討もすすめられており、長岡京市における専門定型業務の民間委託化へ向けておおいに参考となる行政視察でした。

■5/22(木) 神奈川県横須賀市

~市民サービスセンター(役所屋)について

横須賀市では、市民の利便性を向上するために市役所窓口の夜間や土日祝日の開業ニーズにこたえて、市内の3カ所に市民サービスセンター(愛称:役所屋)を開業されています。

平成9年に市中央部に位置する中央店を京急横須賀中央駅隣接のモアーズシティ7階に、平成13年9月には市南部に位置する久里浜店を京急久里浜駅のウィング久里浜6階に、平成14年11月には市北部に位置する追浜店を京急追浜駅前のサンビーチ追浜4階に開設し、印鑑登録証明書、住民票の写し、住民票記載事項証明書、戸籍謄本、戸籍抄本、戸籍の附表の写し、各種税証明書、固定資産評価証明、広域交付住民票の各種証明書の発行と、市税、国民健康保険料、水道料金などの各種諸料金の収納事務を行っています。

各サービスセンターは、年末年始と機器点検日、そしてサービスセンターが入っている館の定休日を除いて、毎日10時から19時30分まで(中央店の料金サービスコーナーのみ21時まで)開所しています。市民の認知度もあがってきており、証明発行件数と料金収納件数は年々増加している状況です。

長岡京市では、市税や固定資産税、軽自動車税、水道料金など各種諸料金についてはコンビニエンスストアでの支払いができるようになりましたが、証明書発行については住民票の写しと住民票記載事項証明書、印鑑証明書のみ電話予約をすれば、市役所北棟時間外受付やバンビオ1番館行政サービスコーナーで夜間や土日祝日に受け取ることが可能という状況です。

今後の市民サービス向上へ向けた取り組みとして参考となる行政視察でした。

今回の視察で実際に見て聞いて学んだことを、長岡京市政に活かし、今、長岡京市に住んでおられる方々はもとより、市外の方々にも「住んでみたい」と思ってもらえる長岡京市をめざしてこれからも頑張ってまいります。

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