活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

乙訓消防組合議会の行政視察に行ってきました。(7/11・12)

2018年7月23日 月曜日

7/11(水)と12(木)に乙訓消防組合議会の行政視察として、静岡県地震防災センターと静岡県静岡市消防局に行かせていただきました。

■7/11(水) 静岡県地震防災センター

静岡県地震防災センターは、平常時は地震防災に関する知識と対策について県民への啓発、自主防災活動の活性化の支援、県・市町・防災関係機関等の職員に対する研修、地震対策資料の収集と県民への情報発信、災害時には県災害対策本部の後方支援基地(宿泊施設として)を設置目的として、平成元年4月20日に開館されました(ただし、現在では静岡県庁別館の竣工にともなって、後方支援基地としての機能は使われていません)。

<エントランスの津波想定&断層位置地図>

平成15年1月14日には、津波コーナーの映像装置の新設、3次元の地震体験への改装、住宅の耐震補強工法や防災ベッドなどの展示コーナーの新設、第3次被害想定の映像情報の充実、GISを活用したホームページの充実、蔵書データベースの更新などによるリニューアルオープンもなされ、以降は様々な施設の充実を図られて現在に至っていますが、老朽化にともない平成31年1月からは全館リニューアル工事を予定されています。

平成元年度のオープンから平成22年度までは、ほぼ年間40万人の利用者数でしたが、平成23年3月11日の東日本大震災発生直後の平成23年度は倍増し、80万人の利用者となりましたが、現在では約40万人となっていました。



これら施設の概要説明をいただいた後は、館内の見学をさせていただきました。

<TSUNAMIシアター>
<地震体験コーナー>



今回視察させていただいた静岡県地震防災センターは、自分の命を守るために、自分が今住んでいる所の地形や地質、被害想定、防災施設などを知っておかなければならない重要性を学ばせてくれるもので、かなり充実した展示内容となっていると感じました。

■7/12(木) 静岡市消防局

静岡地域消防救急広域化は、島田市、牧之原市、吉田町および川根本町の2市2町から静岡市が「消防事務の委託」を受ける形式で一元化され、平成28年4月1日から静岡市消防局が3市2町の管轄となりました。

広域化後の管轄人口は、3市2町の885,735人で、1,039人の消防職員定数となっています(平成30年4月1日現在)。

広域化の効果としては、災害出動の面では、現場への到着時間短縮・部隊の増強による現場活動の充実と強化・特殊部隊(航空隊・水難・山岳救助隊・特殊車両等)の出動・従前の管轄区域を越えた柔軟な出動などがあげられ、消防署体制の強化の面では、本部統合による現場要員の拡充・職員の専任化・消防車両等の柔軟な運用などがあげられ、また大規模災害への対応が強化されたこともあげられていました。

概要説明をいただいた後は、消防局内の見学をさせていただきました。

<警防本部室>
<警防本部室の災害状況マップ>



今回の行政視察では、6/18(月)に大阪府北部で発生した地震の経験も踏まえ、発生確率が高くなった南海・東南海地震に備えて、乙訓市町民の皆さんの防災意識をより高めていく必要性を感じました。

学ばせていただいたことを、乙訓消防組合議会での活動に活かしてまいります。

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