活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

「いろは呑龍トンネル南幹線・呑龍ポンプ場」の視察研修に行ってきました。(7/7)

2021年7月8日 木曜日

泉衆議院議員、堤京都府議会議員、和島向日市議会議員、会派「輝」の仲間たちと一緒に、7/7(水)に「いろは呑龍トンネル南幹線・呑龍ポンプ場」の視察研修に行ってきました。

いろは呑龍トンネルは、平成7年度から桂川右岸流域の雨水対策事業として整備が始められた雨水貯留用の地下トンネルで、京都市・向日市・長岡京市にまたがる桂川右岸流域において、一時的な大雨による内水氾濫の浸水被害を防ぐためのものです。

そのうち、北幹線第1号管渠(向日市寺戸地区~寺戸ポンプ場)が平成13年6月に、北幹線第2号・第3号管渠(寺戸ポンプ場~乙訓ポンプ場)が平成23年10月に供用が開始され、浸水被害の軽減に大きく寄与しています。

そして、南幹線管渠については、平成26年7月に工事が着工されて、平成29年9月にはシールドトンネル堀進が完了、平成31年3月に工事が完了し、現在は、向日市域に2カ所、長岡京市域に4カ所の計6カ所で南幹線に接続する施設の工事が進められている状況で、令和3年末に暫定供用、令和5年度に完成の予定です。

当日は、呑龍人孔の底の所から進入し、西進して新幹線直下部分を経て、国道171号線勝竜寺交差点直下部分で右へカーブして北上し、長岡京市内の五間堀川5接続地点まで、南幹線トンネル内を徒歩で歩かせていただきました。

 

<呑龍人孔の底を俯瞰>
<南幹線トンネル内>
<新幹線直下地点>
<国道171号線勝竜寺交差点直下>
<五間堀川5接続地点>



呑龍ポンプ場は、いろは呑龍トンネルの最下流域に位置し、トンネル内に貯留できる14万8千立方メートルの雨水を、毎秒10立方メートルの速さで桂川へ放流するためのポンプ場で、令和3年末の暫定供用、令和5年度末の供用開始で工事が進められてるところです。

建屋の工事は、ニューマチックケーソン工法(日本では「潜函工法」と呼ばれる)で建設されており、鉄筋コンクリート製の躯体を地上で構築し、躯体下部に気密な作業室を設け、ここに地下水圧に見合った圧縮空気を送り込むことにより、地下水の侵入を防ぎ、堀削・排土を行いながらその躯体を地中に沈めていくものです。
この工法は、現在、橋梁や建物の基礎、あるいはシールドトンネルの発進立抗、地下鉄や地下道路のトンネル本体として広く活用されているとのことです。

当日は、建屋完成時には地下4階になる、建設中のポンプ室に入らせていただきました。

 

<建設中の呑龍ポンプ場全景>
<建設中のポンプ室>



また、呑龍ポンプ場の横には調整池も整備され、令和5年度末の全体完成時には、雨水対策量は調整池の貯留量も加えて、全体で238,200立方メートルになります。

現地現場での視察は、とても分かりやすく、いろは呑龍トンネルへの理解が深まった研修となりました。
京都市・向日市・長岡京市の浸水被害を防ぐ頼もしい施設として、計画通りの全体完成が待たれるところです。

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