活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

議会運営委員会の視察に行ってきました。

2016年10月21日 金曜日

私が委員長を務める議会運営委員会の視察として、10/13(木)と14(金)の日程で愛知県安城市議会と岐阜県高山市議会へ行ってきました。

■10/13(木) 愛知県安城市議会

~議会改革(議会ICT化、議員提案による条例の制定など)について

安城市議会では、「市議会は市民に対して開かれているか?」という市民アンケートを平成22年7月に実施され、「活動が分からない、市民との接点が少ない」などの理由から、”市民に対して開かれていない”が15.9%、”どちらとも言えない”が31.2%。”わからない”が37.1%という結果を受けて、「議会の見える化」が必要との判断から、平成23年6月に議会だより編集委員会の立ち上げ、平成25年7月にマナー条例制定プロジェクトチームを立ち上げて議員提案での条例化の検討、平成27年6月には議会ICT推進プロジェクトチームを立ち上げてICT化の議論を始められるなどの取り組みを進められてきました。

安城市議会入口↓

その中で議会ICT化の取り組みは、6名の議員から構成される議会ICT推進プロジェクトチームで早いピッチで検討を進められ、今年の2月にはタブレットを導入して利用講習会を実施し、まず全員協議会にてペーパレス会議の試行の後、3月定例議会から代表質問、一般質問などでもタブレット端末の利用を開始されています。

また、議員提案による条例としては、9名の議員から構成されるマナー条例制定プロジェクトチームでの検討により、市内3カ所の現地調査、市民意識のアンケート、関係各団体との意見交換などを実施した後、「安城市さわやかマナーまちづくり条例」として平成26年12月議会に議員提案で可決されました。

長岡京市議会では、議会ICT化への取り組みを進めているところで、また議員提案による政策条例の実現例も今までない状況ですが、今後のこれらの取り組みの中でおおいに参考となる研修でした。

■10/14(金) 岐阜県高山市議会

~議会改革(政策提言、政策討論会、意見交換会など)について

高山市議会では、第1次議会改革として平成8年~14年の間に一般質問の見直しや委員会質疑の見直し、委員会所管事務調査の活用などに早くから取り組まれ、平成17年に周辺の9町村を編入合併して日本一広い面積となった新高山市は、平成21年12月に議会改革等に関する特別委員会を設置され、平成23年3月議会で高山市議会基本条例を制定されています。

高山市議会議場↓

そして、特徴的な取り組みとして、委員会活動を中心とする政策形成サイクル(政策課題の設定→委員会→市民意見交換会→政策討論会→政策提言)も実施されています。

また、平成27年からは制定後5年が経過した議会基本条例のさらなる推進を図るために、議員全員で議会基本条例に込められた思いを再確認しながら、議会基本条例に定める議会改革の取り組みを総合的・継続的に検証・議論できる場として、議会基本条例推進協議会を立ち上げられて、議論を進められています。

長岡京市議会においても、平成24年3月に議会基本条例を制定してから4年半が経過し、しっかりと条例の趣旨にのっとった活動ができているかの評価が必要な時期に来ていると考えます。

今回視察に行かせていただいた2市議会で、実際に見て聞いて学んだことを、長岡京市議会改革に活かせるように取り組みを進めてまいります。

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