活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

議会運営委員会の行政視察に行ってきました。(8/9・10)

2019年8月19日 月曜日

8/9(木)と10(金)に、私が副委員長を務める議会運営委員会の行政視察として、山口県周南市議会と山口県下関市議会へ、議会改革と議事堂設備を学びに行かせていただきました。

■8/9(木) 山口県周南市議会

~議会改革・議事堂設備について

周南市議会では、平成15年4月に2市2町の合併により2年間の在任特例で78名の議員でスタートしましたが、議員報酬問題に端を発した住民からの議会解散請求により、平成16年5月16日に議会を解散され、6月20日に行われた出直し選挙により新たに34人の議員が選ばれ、それを契機に議会改革に取り組みまれてきました。

長岡京市議会ではまだ取り組みが出来ていない項目としては、委員会懇談会(ミニコン)の開催、決算審査における議会の行政評価の実施、会派質問の導入などがあげられます。

この中でも、委員会懇談会(ミニコン)については、委員会単位で特定の事件について市民の生の声を聞くために、当該事件に直接関係する市民団体等に懇談を申し入れて行うもので、平成20~23年の4年間は開催されていませんが、年1回程度の頻度で開催されており、委員会提出の条例を出された成果をあげられている案件もありました。

長岡京市議会においても、現在市民のみなさんとの意見交換会は議会運営委員会だけの開催にとどまっていますが、3つある常任委員会単位での意見交換会の開催について検討を進めているところであり、今後の検討において大いに参考になりました。

また、周南市議会は新庁舎の建設にともない、平成30年9月定例会から新しい議場へ移られました。

<周南市議会議場>

それまでの旧庁舎での議場には、バリアフリー化の遅れや、傍聴席の位置などの課題があり、新庁舎での議場においてそれらの課題を解決されていました。

■8/10(金) 山口県下関市議会

~議会改革・議事堂設備について

下関市議会では、長岡京市議会と同じタイミングの平成24年3月議会において議会基本条例を賛成多数で可決し、4月から施行されていますが、議会改革の取り組みは、平成17年2月の1市4町の合併前の旧下関市議会において早い段階で取り組まれています。

平成12年第4回定例会から一般質問の活性化へ向けた一問一答方式の採用、平成13年度から各種審議会等への議員の参画の見直し、平成13年9月から本会議のインターネット上の公開、合併後では、平成19年から正副議長選挙における立候補制の採用、平成20年から委員会開催通知等のメール配信、平成23年から委員会記録の積極的な公開、平成24年から議案等に対する各議員の賛否状況の公開、平成25年から政務調査費収支報告書と「政務活動費の手引き」のインターネット公開などで、長岡京市議会でも既に実施している項目はありますが、その早い段階での取り組み状況は一歩先んじたものと感じました。

長岡京市議会における今後の議会改革の検討において、大いに参考になりました。

また、下関市議会においても新庁舎の建設にともない、平成26年2月から新しい議場へ移られました。

<下関市議会議場>

開かれた議会を目指して、従来からの映像配信関連の設備に加えて、傍聴者用ディスプレイ、車いす専用スペース、キッズルーム、難聴者支援設備など傍聴者用の設備が新設・追加されていました。
加えて、各会派の幹事から要望された電子表決システムも導入されていました。

長岡京市議会においても、これまでに議会基本条例の制定以降、様々な議会改革の取り組みを進めていますが、今回の視察で学ばせていただいた周南市議会と下関市議会で実施されている様々な取り組みは、長岡京市議会においても、今後のさらなる議会改革に向けて、おおいに参考となった研修でした。

また、現在長岡京市において新庁舎の検討が進められており、長岡京市議会の幹事会の場で、現在の議場にある様々な課題の解決へ向けた検討を進めているところですが、今回の研修はこれからの検討に向けて大いに参考になりました。

このページのトップへ