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2020年9月

令和2年9月定例議会 「会期8月26日(水)~9月23日(水)」 主要議案とポイント

議案:第55~91号議案37件/諮問:1件/報告:4件/請願:1件/陳情:1件/意見書案:5件

  • 令和元年度一般会計歳入歳出決算の認定(第64号議案)
    • 歳入総額314.3億円、歳出総額305.1億円で、実質単年度収支は1.6億円の黒字決算。
  • 令和元年度各特別会計歳入歳出決算の認定(第65~77号議案)
    • 13会計の合計で歳入総額167.6億円、歳出総額156.5億円。
  • 令和元年度水道事業会計決算の認定(第78号議案)
    • 消費税及び地方消費税を含む収益的収入は22.7億円、収益的支出は21.1億円の黒字決算。
  • 令和元年度公共下水道事業会計決算の認定(第79号議案)
    • 消費税及び地方消費税を含む収益的収入は30.8億円、収益的支出は30.0億円の黒字決算。

※他の議案は、第4次総合計画第2期基本計画を定めることや、令和2年度の各会計補正予算などです。

進藤ひろゆきからのコメント!「同性婚の法制化に関する議論の促進を!」
  • 長岡京市議会議員政策研究会では、令和元年6月議会に性の多様性社会研究分科会をたちあげて調査研究を続け、今9月議会において調査研究報告書をまとめられ、その中で、パートナーシップ制度(仮称)の導入、LGBTリーディングカンパニー制度(仮称)の導入、教育における性の多様性社会実現へ向けた施策の推進を市に提言するとともに、「同性婚の法制化に関する議論の促進を求める意見書(案)」を作成されました。この国への意見書は、全国初の内容となるもので、全会一致で可決しました。国の動向を注視したいと考えます。

令和2年9月定例議会 「進藤ひろゆき・一般質問」 ~ 全文

(お願い:この記録は進藤ひろゆき・一般質問の全文です。進藤ひろゆきの「想い」を皆様に少しでもリアルにお伝えできればと、文言もできるだけそのまま掲載していますが、長岡京市議会の公式記録ではありません。どうぞ予めご了承ください。)

それでは、通告に従いまして「長岡京市のICT化推進について」の1項目にしぼって、2点の質問をいたします。

「長岡京市のICT化推進について」は、平成30年第2回議会定例会の一般質問において、「長岡京市においても新庁舎への移転を控えた今まさにこの時、ペーパーレス化、業務の効率化にとどまらず、職員さんの意識改革・パラダイムシフトにつながるような、今後の長岡京市の将来を見据えた、ICT化へ向けた検討の推進」についてお伺いし、昨年の令和元年第3回議会定例会の一般質問では、その検討状況の進捗について聞かせていただきました。

その進捗についての質問では、「本年4月から、新庁舎建設にあわせてICT化を主とした業務見直しを目的として、総合政策部に担当主幹を配置し、現在検討に当たっており」、「これまでの検討事項としましては、新庁舎建設を機とした業務改善提案を全庁から募り、結果、電子決済やコピー・スキャナ・プリンタ機能を備えた複合機、AI、いわゆる人工知能によります音声認識技術など、さまざまな提案を受け、関係部署からの意見聴取を行いながらシステム環境や費用面から実現可能性を探ってまいったところであります。中でも、電子決済については、今年度から担当課において庁内での試行を始め、決裁の迅速化、ペーパーレス化に資するかの検証を既に実施しているところであります。」

そして、「今後、ICT技術による業務効率化、市民サービス向上の実現が進化していくことを踏まえ、このたびの実施設計におきましても、多様なICT化の形に対応できるよう、無線環境を可能とするしつらえとしたところでもあります。新庁舎建設という機を逃すことなく、費用面も勘案したICT化を含むさまざまな手法を検討し、職員による不断の業務見直しにより、業務の効率化を目指してまいりたいと考えております。」との検討状況についての具体的な答弁をいただきました。

その一般質問から1年が経過して、新庁舎建設の詳細設計が完了し、総合評価方式一般競争入札(電子入札)として、6月1日に入札広告がなされました。

しかしながら、この間、私たちを取り巻く生活環境は、新型コロナウイルス感染症により大きく変化してしまいました。

現在、新しい生活様式を取り入れて新型コロナウイルスと共存していくwithコロナや、治療薬やワクチンが量産されたafterコロナの世界において、生活者の意識や行動に新たに定着していくであろうと言われるnew normal「新たな日常」へどのように対応していくかが、全国の自治体にとって重要な課題となっています。

そのような中、今年の7月17日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2020~危機の克服、そして新しい未来へ~」では、「新たな日常」の実現を目指した5つの柱のひとつ、デジタルニューディール(「新たな日常」構築の原動力となるデジタル化への集中投資・実装と環境整備)として、デジタル・ガバメントの断行による次世代型行政サービスの強力な推進や、書面・押印・対面主義からの脱却など変化を加速するための制度・慣行の見直しなどで、10年かかる変革を一気に進め、このデジタルニューディールを含む5つの柱については、年内に実行計画を策定し、断固たる意志を持って実行するとされています。

長岡京市においては、今回、議案としてあげられている第4次総合計画第2期基本計画(案)の方向性において、新型コロナウイルス感染拡大を機とした「新たな生活様式の実践」を社会の変化として位置付け、横断的な視点(2)「新しい時代の流れを力にする」における「(1)未来技術の活用」のところで、「対面にこだわらないサービス提供等」の検討の必要性を示されています。

そこで、2点の質問をいたします。

【1】令和元年第3回議会定例会の一般質問で答弁されていた、電子決済の試行結果について、その成果と課題を教えてください。

【2】令和元年第3回議会定例会一般質問の再質問の答弁で、長岡京市のICT化については、「何か計画を綿密に積み上げていって大規模な改修をするとかシステムを導入するとかいうよりも、むしろ日々の小さい業務改善みたいなものを積み重ねていく中で職員自身もその効果をしっかり認識をし、それならこういう業務にも展開できるよねというように、余り大きなものから始めるよりも小さなものから積み重ねをしていくほうが、導入していく上ではいい」と思っていると、市長が言われていました。ICT導入へ向けてのこの考え方は、私も基本的に問題はないと思います。しかしながら、環境が大きく変化した中、「新たな日常」の到来を見据えて、「長岡京市のICT化推進について」、今後どのように推進されていくのか、新庁舎だけでなく、学校施設を除く他の市公共施設も含めて、その方向性について、現時点でのお考えをお聞かせください。

以上で質問を終わらせていただきます。
理事者の皆様におかれましては、明確かつ簡潔なご答弁をお願いいたします。

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